初公開初心者でもスッキリアニメ・ゲーム最新情報

今回ご紹介するのは杉井光著の音楽ものライトノベル「さよならピアノソナタ」第一巻である。
杉井氏は、一人称で語られるタイプのライトノベルを数多く執筆しており、速筆で知られる小説家。
そんな本作は、氏のデビュー作である「火目の巫女」のようなファンタジー系の流れを汲む作品とは違い、
舞台は現代に移っている。音楽評論家を父に持つ主人公は、ある日、
突如として失踪してしまった天才ピアノ演奏家である少女に、出会うところからストーリーは始まる。
杉井氏の以前の著作とはうって変わって現代を舞台に移したように、
物語の内容も現代的にゲームエッチされている。
非常に簡単に総括すると、シリアスなシーンはシリアスに、
コメディタッチなシーンはコメディタッチに、というようにすみ分けがしっかりとなされている作品である。
しかしながら、こういった特定のジャンル(音楽という”系譜”)に、
青春小説的な恋愛ものを融合させると、そこには無理が生じてしまうのではないか、という懸念もある。
事実、音楽的な知識が微妙な点で不自然である、という意見もあるし、その真逆の評価もある。
そんな本作であるが、第一巻でしっかりと物語がひと段落・完結しているところが、良いだけに、
これからどのようにシリーズ化してゆくのかが気になるところ。
そんな本作は電撃文庫から刊行、続刊に大いに興味が引かれる第一巻である。

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2011年11月8日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:レビュー

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